2012年1月27日金曜日

あいがもを・・・

昨日、知り合いのおうちで『アイガモをさばく会』がありました。
かなちゃんがいつもお世話になっている、弥栄の梅本さんのおうちにおじゃましました。
アイガモ農法で飼っていたカモを、絞めてさばくと言うものです。
初めての体験です。
かなちゃんとふうちゃんと一緒に参加させてもらいました。
『命をいただいているんだ』と言う、食育にもつながるんじゃないかと思ったんです。

私達が行った時には、7匹のカモは昨日のうちに絞めて、おおかたの毛をむしってありました。
でも、頭はついたままだし、喉の絞めた痕も生々しく、ちょっと後ずさり・・・。
『こんな事ではいかんいかん!ふうちゃんに示しがつかないじゃないか。』
と思い、意を決してまだ残っているアイガモの毛をむしって行きました。


 どんな反応をするかな・・・?と思っていたふうちゃんは、意外と物おじせずにすぐにカモを触り毛をむしりだしました。
『ぎゃ~!こわいよ~』とか言うかと思ったけど、すごくまじめな感じで取り組んでいました。
毛をむしったら今度は火であぶって取り切れなかった毛を焼いて行きます。
ちりちりっと音がして毛が焼け、皮も焼けていい匂いがしてきます。


そして、出刃包丁でさばいていきます。
弥栄の『縄屋』のご主人がお手本を見せてくれました。
頭を落として、手羽先、手羽元、モモ肉・・・と切り分けていきます。
せせり、レバー、砂肝、心臓も次々と取りだされます。
メスのカモからは、卵になる前の『きんかん』と言うのかな?が出てきました。
絞めるまでは毎日卵を産んでいたそうです。
今にも生まれそうな丸々とした卵も、おなかの中に入っていました。


さて、お手本を見せてもらったところでさばいてみようか・・・と思いましたが、保育所のお迎えの時間になったので、これ幸いと帰って来ました。
やってみたさ半分、こわさ半分だったので・・・。

その日のふうちゃんの日記には
『ぼくたちは命をもらって生きているんだ!と思いました。いただきます、ごちそうさま、という言葉はすごく大切な言葉だと思いました。』
と書いてありました。
そして、涙を浮かべながら書いていました。
今日の事を思い返して書いているうちに、涙が出てきたんだそうです。

カモをさばくという体験を通して、いろんな事を感じたんだと思います。
私も勉強させてもらいました。
こども以上に、親にとっても食育は必要です。

私とふうちゃんは用があり参加できませんでしたが、さばいたカモたちはその日の夜、おいしい御馳走になって、沢山の人のお腹を満たしてくれたようです。

貴重な体験をさせてもらいありがとうございました。

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