2014年8月9日土曜日

自由研究の途中経過

今年のふうちゃん(5年生)の自由研究は、『姫ウズラの有精卵を自作の孵卵器で孵化させてヒナを育てる!』というもの。
初めてのチャレンジにふうちゃんもわたしも不安でいっぱい。
でも、何事も経験です!

孵化の条件は次の通りです。
・ 37.5度~37.7度で17日間。
・ 湿度は30%~40%を維持する。
・ 1日最低でも4回、1回の転卵角度は90度で行う。
   (可能であれば1時間ごとの転卵が好ましい)
・ 孵化予定日の2~3日前に転卵をやめる。

まずは姫ウズラの有精卵を譲ってもらい、孵卵器を作るところから始めました。
市販の孵卵器を使えば、温度湿度管理もお任せ。
転卵だって1時間ごとに自動でしてくれます。
でもそれでは意味がないし、なんせ孵卵器はお高いんです。

そこで家にある材料で孵卵器を作りました。
発泡スチロールに木くずを敷きつめて、温度湿度計を設置。
湿度を保つために、スポンジに水を含ませたものを入れておきます。
そして一番重要な保温のためのひよこ電球。


孵卵器の準備が整ったら、有精卵を並べていきます。
全部で21個の卵。
卵に書いてあるアルファベットは親鳥の色とケージの記号です。
姫ウズラの卵は市販されているウズラの卵よりも一回り小さいもの。
1円玉と比べるとその小ささがわかります。
 

1日に何度も孵卵器をのぞいて温度、湿度をチェック。
でも、しょせん自作の孵卵器です。
温度が上がり過ぎたり、下がり過ぎたりして全然安定しません。
2人して、真夜中に心配になって目が覚めることもしばしば。
朝起きてすぐに温度をみると、43度まで上がっていたことも・・・
真っ青になって、有精卵を譲ってもらった方に電話して聞いてみると、『そこまで温度が上がるとかなり厳しいですね、でも可能性がゼロではないので最終日まで頑張って続けて見てください』とのこと。
ふうちゃんと、『もうダメかもしれんけど、最後までやってみよう』と話し合いました。
転卵もできる限りこまめにしました。
転卵しないと、ひよこのもとになる胚が殻にくっついてしまって孵化しないようです。

そして孵卵器に卵を入れてから15日目、なんと!1羽孵化しました。
諦めていただけに、感無量!
みんなで孵化の様子をじ~っと見守りました。
この後もう1羽孵化。


そして次の日(16日目)、3羽目が孵化しました。
予定では17日目で孵化の予定でしたが、温度が高いと早く孵化するようです。


結局21個の卵のうち3個が孵化。
残りの卵はたぶん、温度が上がり過ぎたためダメになってしまったんだと思います。
孵化したのはどれもひよこ電球から一番遠い場所の卵でした。

1羽は生まれた時から弱々しく、3日目に死んでしまいました。

今元気にすくすく育っているのは茶色と白色の2羽です。
孵化から3日目のヒナ。
刷り込み(プリンティング)ができているのか、口笛を吹いて手で床をトントンすると寄ってきます。
これまたかわいい!



孵化から7日目のヒナ。
翼の羽根が少しだけ、産毛から大人の毛に生え変わってきました。


孵化から10日目のヒナ。
翼の大部分が生え変わりました。
姫ウズラはジャンプ力がすごいので、ケースから脱走することもしばしば。
大きな声でピーピー鳴いているな?と思ったら脱走していて不安そうに鳴いています。
口笛を吹くとやってくるので、すぐに捕まえてケースに戻します。


孵化から14日目のヒナ。
頭以外はきれいな羽根に変わったかな・・・?
真っ白と茶色。
どちらもきれいな色です。


オスかメスか分かるのはまだずいぶん先の事。
それも見分けるのは難しいようです。
両方オスかもしれないし、両方メスかもしれない・・・。
孵化してから2カ月ほどで卵を産むようになるらしいので、楽しみに育てていきたいと思います。





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